昨年頃から個人的に、刀剣ブームが到来しております。
コロナ禍で外に出歩く機会がめっきり減りましたので、YouTubeなどで日本刀関係のドキュメンタリーや、試斬関係の動画を観る機会が増えたためと思われます。
私は、特に畳表や藁、竹などの試斬はやりませんが、日本刀自体は数振り所有しています。
写真のものは無銘の脇差で、時期は不明ですが、おそらく江戸期の頃のものなのではないかと思われます。
新刀なのか新々刀なのかまでは、わかりません。
朽ち込み(錆の痕)、フクレ破れ、炭籠りなどもあり、決してお綺麗な刀とはいえませんが、姿、特に反りの具合が良く、刃紋・肌にも味わいがあるため、陳腐な表現ではありますが、非常に「日本刀らしい」一振りで、気に入っております。
また平肉はかなり落ちており、ナイフで言うところの「フラット・グラインド」な状態なので、試斬研磨をすれば、かなり「斬れる」刀にもなると思います。ただしあくまで柔らかめな対象物が前提で、竹などの硬い物をやるのは、怖いですが……。
柄も鞘も拵えは全て合わせで、特に柄糸が末端部分で解けてしまっており、そのうち拵え自体を新調したいなと思っています。
目貫は琴でしょうか。ウクレレのようにも見えて、御洒落です。
分類上の「刀」(60cm以上のもの)は数振りあり、これ以上の所有欲も特定のもの以外は無いので増える事はなさそうですが、「脇差」(30cm以上60cm未満の刀)の中でも、小太刀というか大脇差に関しては、いつか注文打ちで一振り欲しいなと思っています。
元幅3cm以上、元重8mm以上、大切先で裸焼きの燃え盛る炎のような刃紋の豪壮な大脇差が欲しいです。
以下のリンク先の刀は、非常に近いイメージです。