KNOCK OUT アマチュア大会

いつかYouTubeの格闘技チャンネルで動画にするとは思いますが、5月15日に表題の大会に出場しました。

この大会には去年も出場しており、またKNOCK OUTの前身のRebels時代(2012~2014年頃)にも3回ほど出場(クロスポイント吉祥寺で2回、新宿FACEで1回)しています。

今回は-75kgのトーナメントに出場しました。

 

前回減量で相当苦労し、また前日まで追い込み練習をして疲労と体力消耗のダブルピークで出場してしまい散々な結果に終わったので、今回は減量の仕方にもかなり注意を払いました。

1か月前の4月中旬にMAXで82.5kgあった体重を試合前日78kgまでに段階的に落とし、計量までの24時間以内で水抜き減量法で約3kgをさらに減らし、計量をパスすることができました。

当日計量のアマチュア試合で3kgの水抜きは無謀なのでやめた方がいいとは個人的にも思いますが、今回は有名プロ格闘家の水抜き動画なども見てかなり研究し、体感的には前回(昨年)の-2.35kgよりも、かなり無理なく楽な状態で落とすことができました。

 

計量後、試合までにはいくつか想定外の事態があり、まず何度も確認したにもかかわらず、膝サポーターを忘れてしまうという失態を犯してしまいました。

しかしこれは会場が勝手知ったる新宿・歌舞伎町だったことも幸いし、付近の店でスポンジ入り肘・膝両用サポーターを買うことが出来、難を逃れました。

(ただし医療品店や有名ディスカウント・ストアではスポンジなしの医療用サポーターしか売っておらず、100均でどうにか購入できたという経緯があります)

また本来予定されていた準決勝が相手選手欠場で不戦勝となったことも、買いに行く時間が出来たという意味では僥倖でした。

 

期せずして最終試合のトーナメント決勝のみとなりましたが、結果的には昨年のAJAKC

決勝、拳真祭グローブ空手決勝と同様、三度無様な試合内容を晒し、ベルト獲得の機会を逃しました。

しかし今回はローを効かされて敗退した上記試合とは異なり、序盤に左ハイを貰って効かされてしまい、踏ん張りが利かなくなっていたことが後から試合映像を見てよく分かりました。

いずれにしても実力不足は明らかで、また実力もさることながら「適正階級」という意味においても、70kg以上の階級には向いていないということが、三度浮き彫りとなる結果に終わってしまいました。

やはり一番はミットやスパーリング、打撃防御練習といった対人練習経験の不足で、この辺は我流の一匹狼の限界点といったところでしょう。

型競技などを抜かした試合経験だけは80戦前後ありますが、試合経験だけではカバーできないものがあります。

また同じ立技打撃格闘競技でも、拳サポやオープンフィンガーを着けた防具付や伝統派の空手競技と、ボクシンググローブを着けたキックボクシングとは全く別の競技であり技術体系なんだなということが、改めてよく理解できました。

 

2010年の新空手初出場から早くも12年(うち2年以上はコロナ禍その他の理由でブランク期間もありますが……)、防具付・硬式空手や伝統派空手ルール、中国武術系の散打ルールの競技ではある程度の結果を残すこともできましたが、初心にして立技打撃系格闘技原点のグローブ空手・キックボクシングルールでは、終ぞ一度も結果を残すことが出来ませんでした。

今後何かがあって激痩せして67.5kg以下の階級に挑戦できる場合を除き、自分にとってのキックボクシング挑戦は、これで完全に終わりました。

もし今後低いクラスの試合などに出ることはあっても、あくまでもそれは武道修行の一環としての練習試合であり、アマチュア王者を目指すための戦いではないと思います。

 

なお今回、2020年のコロナ禍初期(第1回緊急事態宣言期間中)にネットの某アプリを通じて知り合ったKNOCK OUTジム会長の某プロ選手に、初めて直接会うことができました。

昨年の開設以後、ジムの盛況ぶりはインスタグラムを通じて拝見しており、会長の手腕が光っていることを感じています。

直営ジムも含め、今後のKNOCK OUTさんの更なるご盛会を祈念するばかりです。